第3回本格焼酎と泡盛に合うレシピコンテスト

 
第3回 本格焼酎と泡盛に合うレシピコンテスト 優秀賞受賞 受賞日:2015年11月24日

モンドンゴ~ウチナー風~

モンドンゴ~ウチナー風~の写真

材料(3人前分)

トマト缶 一缶/ハチノス 100g/豚ハツ 100g/豚タン 100g/豚モツ 100g/タマネギ 一個/ガルバンゾー(ひよこ豆) 100g/利尻昆布 一枚/塩(粟国の塩)/コーレグース

作り方

  1. 1
    昆布で出汁をとる。トマトベースのため少し強めに出汁をとる。
  2. 2
    下処理したハチノス、豚ハツ、タン、モツ(以降①)を水で下茹でし灰汁を完全にとる。
    この際、出汁を取った後の昆布で二番出汁をとり、その出汁で下茹ですると昆布のうまみがしみこみ、味に一体感がでる。
  3. 3
    昆布出汁に①、食べやすい大きさに切ったタマネギを入れしばらく中火で煮る。
  4. 4
    タマネギが柔らかくなってきたら、トマト缶を入れしばらく中火で煮込む。
  5. 5
    ガルバンゾー(ひよこ豆)を入れ弱火でしばらく煮込む。この際、煮崩れしない様に注意。
  6. 6
    塩(粟国の塩)で味付けをし(つまみなのでやや塩分を強めに)、最後にコーレグースで軽く辛みをつける。

作者/作者コメント

東京農業大学 栄養科学科食品栄養学専攻 中村 茜さん

「モンドンゴ」とはドミニカ共和国などカリブ海周辺の国々で食べられている料理で、簡単にいえばトマトベースのモツ煮込みです。ドミニカ共和国は雨期、乾季があり沖縄の気候と極めて類似しています。また海に囲まれ、外から入ってきた豚肉文化、度数の高い酒など文化的にも類似点が多くあります。
今回はそのカリブの料理「モンドンゴ」を沖縄料理の手法で再構築しました。基本としたのは沖縄の伝統料理「中身汁」です。中身汁はモツ、特に小腸や胃を具材にした吸物。それを踏まえ通常モンドンゴでは使用しない豚の各種部位を入れ、触感の違いを生むようにしました。中身汁はかつお節出汁ですが、トマトとの相性を考え、沖縄の出汁の基本である昆布を使用しました。トマトベースなので中身汁ほど徹底的にモツを処理しなくとも味はきちんとまとまります。
そして味付けのメインは沖縄の伝統調味料「コーレグース」を使用しました。このコーレグースは島唐辛子を酢と泡盛で漬けた調味料で、当然のように泡盛との相性もばっちりです。
飲み方は水割りがおすすめ。沖縄とドミニカ共和国。一万四千キロ以上離れたコラボレーションをご賞味あれ。

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