焼酎トピックス

topics41_thumb 第41回 国税庁初の「本格焼酎・泡盛セミナー」

国税庁は、2月23日、熊本県球磨の白岳伝承蔵で同セミナーを主催。基調講演、ディスカッション、4つの世界ブランド地の蔵元によるリレー講演などが組まれ、70人余りの参加者が傾聴した。

基調講演

「世界に誇る本格焼酎の特性及び文化」鹿児島大学鮫島吉廣客員教授

焼酎は世界の蒸留酒が直面する課題を克服している、これからの蒸留酒のモデルとなるお酒です。

健康面からみれば無添加で、糖質も含まず、血栓溶解効果も高い。また割って飲むことでアルコール度数を調節して、食中酒として楽しむ。求められる酒の自由性、社会性も持っている希有なお酒です。

ワインは風土性を持ちながらグローバル化してきましたが、焼酎も各々の産地で育まれてきた歴史を持ち、今も風土性を発信し続けている。海外へはアジアの酒文化の中での極めて日本的な焼酎の特性、風土性を活かしながら、主張しながらの展開をはかっていくべきです。

パネルディスカッション

中原氏:「割勘で飲みに行くとチェーン店で済んでしまう。酒を選べ味わえる店で、年輩者が酒の文化を伝えることが大切ですね」

大田黒氏:「日本のバーでも焼酎を揃えてほしいですよね。」

有村氏:「人吉のバーで人吉温泉で球磨焼酎を割るカクテルを展開中で、若い方の評価も得ています。地域性を取込んでいくことの大切さを実感しています。」

渡邊氏:「焼酎にはそれぞれ故郷があります。我々蔵元も風土をアピールして、まずは地元の家庭で愛飲していただくことにもっと取組むべきだと思っています。」

鮫島氏:「ラベルを見ることを家庭でも心掛けてほしいですね。お酒を大切に味わう第一歩です。お酒を楽しめる家庭の在り方が、豊かな酒文化の基礎を培っていくことになると思います。」

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