焼酎ニューヨークスタイル

ny-style54_thumb お鍋に焼酎

2017年の年明けはとにかく寒い!
1日大雪が降ると次の日は残った雪と氷で冷凍庫状態。
今日、外はマイナス6度の寒さ。でも、体感温度はマイナス13度のドライなNY。。。
大雪の後は特にに寒いので、手袋していても手が冷たいまま。

お店に毎週末来てくれる日本の文化が大好きなルーマニア人ご夫妻はNY在住7年目。週末に一度だけ子育てを離れ夫婦でデートに来てくれます。奥様のクリスティーンは和食と日本のお酒が大好きで、日本では主流のとりあえずビール!ではなく、濁り酒で乾杯が通常でしたが、私が飲んでいた焼酎の烏龍茶割りに興味を持ち、一口飲んでとても驚いた表情。
「これは何??こんなに飲み易いお酒?!焼酎?知らなかったなんて信じられない。」っと、初めてここで焼酎を体験しました。氷を入れ、烏龍茶で割る。彼女の中では今まで想像もできなかった飲み物が大好きになったそうです。焼酎の烏龍茶割りと、栄養満点のもやしがたっぶりのったキノコと豚のお鍋。このコンビネーションが大変お気に入りの様子。外が寒くて氷で割った飲み物が飲みたくなくても、温かい烏龍茶では味が違うらしく、必ず氷。その代わり熱々のお鍋で身体は温まるのでちょうど良いのだそうです。
様々な国の人が焼酎を知らず、うみのいえに来たことで焼酎を初体験し、ボトルで注文。焼酎初心者達は時に、様々な形で私たちを驚かしてくれます。
一番多い質問に「氷がコップに入っているのはなぜ?」日本酒は氷を通常入れないので、当たり前の様にコップに氷が入っているのが不思議なのだそうです。その次は追加の氷バケツを持っていくと、トングとマドラーを外し、焼酎のボトルを入れて冷やすという、白ワインの様な光景が(笑)自由の国アメリカ!
アルコールに強い方々には、ありなのかもしれませんね。

ミッドタウン23Streetの6&7Avenueの間にある”Landmark Wine&Spirits”は、私がお店を始めた14年前、もう既に焼酎を売っていて、当時は15本くらいだったかな。それでも焼酎に出会えて感動していたくらいでした。2012年には91種、今回訪ねてみるともっと増えているとか!棚にこんなに焼酎が並んでいるお店はマンハッタンでここだけではないでしょうか。ワインが多いそうですが、定期的に試飲会をしているそうで、焼酎の試飲会も過去に行われたことがあるそうです。
棚にはずらりと、芋、米、麦はもちろんグリーンティ焼酎、私のお店でも最近仕入れたばかりの新しい焼酎などがすでに並んでいます。オーナーの方にお話を聞くと、新しいものはなるべく早く仕入れたいそう。たくさんの種類の中でも一番人気があるのは芋で、その次が麦。そして米と続くそうです。焼酎を好むのは主にアジア人のお客さんが多いけれど、今年はアメリカ人のお客さんがクリスマスやニューイヤーの時期に、ホームパーティーも多くなるのでワインだけではなく、たくさんのワインと共に焼酎を一緒に買う方もいたそうです。少しづつ知名度が上がってきているのですね。NYの街でもっと身近にたくさんの種類の焼酎を買える日が近いかもです!

ライター 奥井美佳

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