焼酎ニューヨークスタイル

ny-style44_thumb ホワイトデーと焼酎ボンボン

前回同様、最近では”焼酎の伝道師”と、呼ばれているスティーブンライマンが当店で焼酎教室を開いてくれました。今回の銘柄は芋焼酎2本と、奄美大島黒糖焼酎1本、泡盛1本。銘柄の種類や原材料、飲み方を丁寧に手ほどき。今回はホワイトデーだった事もあり、自身が日本から持参したというお土産の焼酎ボンボンを全員にプレゼントしてくれました。自身のホームページ、SNSで集まったたくさんの焼酎ラバーでお店はすぐに満員に。焼酎が初めての人も、日本食が初めてという人。そしてもちろん焼酎が大好きな人も様々な国の人が来店してくれました。食事は、塩辛(以外に好きな人が多い)やエイヒレなどおつまみ系を頼む人がが多く、ほとんど「飲み中心!」このイベントで一番人気があったのは黒糖焼酎。ドライで濃厚、ふんわり感が人気であったようです。焼酎の入ったチョコレート(焼酎ボンボン)もちろんNYにはないものなので大人気。みんなとても喜んでいました。私もウイスキーボンボンは知っていたけれど、流石スティーブン。日本に何度も行っているだけはあります。目の付け所が違う。焼酎バージョンがあるとは知りませんでした。
彼は毎月場所を変え、こうしてほとんどボランティアで焼酎の飲み方から、日本の居酒屋文化を広めるイベント活動をしてくれています。日本へは毎年秋に、鹿児島の酒蔵でインターン修行をしているそう。NYで焼酎が広まっていくのが楽しみなんだそうです。

先日、友人と行ったチェルシーのイタリアンレストランにて。
何気なく座ったバーカウンターに、並んでいました。焼酎!
写真では分かりにくいかもしれませんが、麦焼酎が1本ジンなどと並んで置いてありました。イタリアンのお店にも焼酎ボトルがあるなんて思いもつかなかったので驚きました。
業者の方の努力と、スティーブンのような焼酎好きの努力が少しずつ広まっているのだと感じずにはいられません。
バーテンダーの男性に聞いてみると、たまに来る日本人のお客さんが頼んだり、カクテルに使ったりするそうです。
日本人経営のイタリアンレストランですが、客層はほとんど地元の人ばかり。壁の生花がとっても綺麗です。
こうして少しずつ地元の人に受け入れられ、どこのバーにも焼酎がある。そんな日も近いかもしれないですね。

イースターが近づいて、だんだん暖かくなり春ももうすぐ。春野菜もそろそろ出始めますが、季節の魚を知るのも楽しみの一つ。
ハーレムにできて半年のSUSHI INOUEでは、お寿司以外にも季節を感じさせてくれる焼き物、煮物を食べさせてくれます。
この日はさっぱりとした芋焼酎を少しのソーダで割りと、肴にはハマグリを小さく刻んでグラタン風にした香ばしい焼き物や、金目鯛の煮付け。
どちらも焼酎にぴったり。
NYでも魚と焼酎が美味しくいただけるのは本当に贅沢です。

http://www.bastapastanyc.com

http://sushiinoue.com

ライター 奥井美佳

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