焼酎ニューヨークスタイル

ny-style29_thumb パンケーキを焼酎カクテルで召し上がれ!


この日、初めて焼酎を飲んだというディビット・カプランさんと奥様のキャット・ウェバーさん

京都に本店があるスイーツのお店「松之助」がマンハッタンのウエスト・ビレッジにニューヨーク店をオープンしたのは昨年の1月。その「松之助」で昨年6月に同店自慢のシフォン・パンケーキと焼酎カクテルのペアリングの会「パンケーキ&焼酎」が行われた。会に招待されたのは、フード関係のブロガーと地元メディア関係者ら約30人。欧米の伝統のケーキを日本風にアレンジして甘さを抑えたシフォン・パンケーキに日本の小豆を合わせたり、日本風にアレンジしたのがこのお店の自慢のパンケーキ。甘いデザートに焼酎は合うのか知らん?と少々疑問に思いつつ、試してみるとこれがなかなかいける。欧米ではデザート酒として飲むアルコール類があるわけだから、デザート酒として飲む焼酎があってもいい。 同店のオーナーの平野顕子さんは「企画をいただいたとき、甘いパンケーキと焼酎をどのようにコラボレーションできるか面白いと思った」と話す。ただ残念なことに同店ではリカー・ライセンスがないので、お店の通常メニューには焼酎カクテルはない。


小豆パンケーキと抹茶のカクテル Mrs. Takano


バナナ・キャラメル・パンケーキと豆乳のカクテル Floating World

この日、パンケーキと一緒にカクテルで出されたのはアルコール度数35度の九州の麦焼酎。4種類のパンケーキにそれぞれ4つのカクテルをペアリングした。(下記メニュー)


フレッシュ・ベリー・パンケーキとフジ・リンゴのカクテル Fujiyama


ミントの葉を添えた夏らしいカクテル The Miko Cocktail

会場では挙手での質問コーナーを設けてこの日の焼酎とパンケーキのペアリングについて聞いた。訪れていた人の中で、焼酎を飲んだことがないという人が3人。「日本酒は飲んだことがあるが、日本のアルコールについてはよく知らなかった。焼酎は日本酒よりもクリーンでフレッシュ」という答えもあった。 訪れていたフード・ライターの一人は「とっても楽しいイベントだね。米国人も焼酎のことは知り始めてきた、でも今日のようなイベントはこれまでなかったのではないかと思う。初めての挑戦だね。焼酎にホイップクリームを混ぜて飲むのは絶対に相性がいいと思うので是非ためしてみて!」と話す。今回の、「パンケーキと焼酎」を企画したジェシーさんは「焼酎はデザート・スタイルのカクテルとしても楽しめるアルコール。今日は、4つのパンケーキにあわせてみたけど、このような焼酎の飲み方も、今後、米国人に勧めたい」と話す。
日本人にはちょっと思いつかなかった、焼酎の新しい飲み方が米国でどんどん生まれてきている。


焼酎の質問に挙手で回答する招待客


片手にスマート・フォンを持ったブロガーたち、パンケーキとカクテルの写真を撮るとその場でインターネットのサイトにアップ。

メニュー

  1. 小豆パンケーキ;(小豆とホイップクリーム)
    カクテル:Mrs. Takano:麦焼酎に抹茶、練乳、木苺のリキュール、コニャック。トッピングにラズベリーを添えて。
    感想:カクテルの抹茶とパンケーキの小豆がとてもよくマッチ。
  2. バナナ・キャラメル・パンケーキ:(バナナとキャラメルソース、ホイップクリーム)
    カクテル:Floating World:麦焼酎にバニラ豆乳、リンゴのシロップ、ラム酒、醤油を少々。トッピングに黒ゴマとポッキーを添えて。
    感想:カクテルの上のフワフワのクリームがトッピングの黒ゴマが味を引き立てる。醤油が不思議な隠し味に。
  3. ソーセージ・パンケーキ:(ソーセージのスライスとサワークリーム)
    カクテル:The Miko Cocktail:麦焼酎に金柑シロップ、ウィスキー、カカオ・クリーム、蜂蜜、オレンジの皮を軽く絞って香り添えに、 ミントの葉を添えて 。
    感想:ミントとオレンジの香りのすっきりとした夏らしいカクテル。こってりとしたサワークリームをすっきりとした味わいに。
  4. フレッシュ・ベリー・パンケーキ:(ベリーとホイップクリーム)
    カクテル:Fujiyama:麦焼酎にフジ・リンゴとスパイス・シロップ、レモン・ジュース。
    感想:フレッシュ・ベリーとの色のマッチングがきれい。フジ・リンゴと焼酎の組み合わせがいい。

ライター 石黒かおる

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