焼酎ニューヨークスタイル

ny-style18_thumb 『大寒波 大雪のNY』

NYは20年ぶりの大寒波らしく、マイナス15度、体感温度がマイナス25度になった日もありました。10数年住んでいるNYですが、この寒さは初めての体験です。顔が痛くて、歩くだけで手先と足先が凍りそうになります。まつげも凍る。。。今年1月の寒さは百何年ぶりだとか。。。日本の北国の大雪も凄そうですが、ここNYの乾燥からくるこの寒さは、日本とはまた違った冷え方なのではないでしょうか。

今回伺った、“GPT 2014 ANNUAL GRAND PORTFOLIO TASTING”も、ものすごい吹雪の中、沢山の人が集まっていました。ハードリカーが主にあるという事で、とても大きい会場はフロアーが1階と中2階、2層に分かれており、中2階には何種類もあるチーズや生ハム、オリーブ、生牡蠣など豊富なおつまみ、ラムやウイスキーなどのハードリカー。コーヒーで作るカクテルブースなど、見た事もないリカーも盛り沢山。一階中央には噴水が出てきそうな素敵な水槽、それを囲む様にシャンパン、ワイン類。そして水槽中央目の前に焼酎、日本酒が並んでいました。

焼酎は、宮崎県にある蔵元の焼酎が主で、宮崎のお米”はなかぐら”を原料とした米焼酎や、とても飲みやすく、うなりたくなるように深みのある味の麦焼酎、焼酎だけではなく日本酒も様々。日本酒が主に主流だった十数年前に比べると、日本酒と共に焼酎がほとんど同じ数並んでいるというのは、NYの人々にも少しずつ浸透して来ている証です。
焼酎に興味がある欧米人の質問が、どういう風に飲むのが一番良いのか、芋から出来ているのか、お米なのか、麦なのか。または、生産地や製造工程など。日本酒との違いは既に分かっている様子。その他、ウイスキー好きの方には、ウイスキーの風味がする度数の強い焼酎を気に入る方が多いとか。
スーツ姿でお酒をサーブするサーバー。11時から4時まで1時間ごとに毎回3〜4種類の違うカクテルが振る舞われるパフォーマンス。こういう雰囲気の中に焼酎、日本酒が並んでいるのが、もう不思議ではなくNYの飲食にとけ込んでいるのだと感じます。

10月の終わりのハローウィン、11月の感謝祭。クリスマスに年末年始、チャイニーズニューイヤーとパーティが続くこの季節。
この時期、私の友人が毎年行っているAnnual New Year Holiday Partyがあります。友人夫婦のお友達や、1年間お世話になった家族や同僚、友人など、毎回100人以上集まるという大きなパーティ。

会場はアッパーウエストにある、Amberというレストラン。飲み物、食べ物すべて主催者持ちの、貸し切り!!!占い師やマジシャン、似顔絵師の遊び心もあり。毎年楽しみにしているイベントです。このお店は、お寿司や日本食を主流にしているようなアジア系のレストラン。週末お昼の2時から始まった事もあり、ほとんどの人がビール、ワインで始まり。。。。1時間もたつと段々ハードリカーの方へ。。。
プレゼントは絶対に持って行ってはいけないルールなのですが、今回は特別、焼酎のご紹介にと、焼酎に紅茶(オレンジペコ)を漬けた自家製紅茶焼酎と、福岡の麦焼酎をお土産に持って行き、提供させていただきました。
紅茶の焼酎漬けは、バーテンダーの白人女性も“紅茶の焼酎?!こんなの飲んだ事ないわ!”っと、興味津々な様子。とても美味しいと喜んでもらえました。
紅茶やコーヒー、乾燥フルーツを入れるだけで簡単に作れる焼酎漬けは、カクテルにもすぐ使えるので大変重宝します。会場に集まったいろいろな方達に、焼酎の楽しみ方を紹介する事が出来ました。
NYの方々にも、焼酎をワインをのむ感覚で、和食だけでなくいろいろな創作料理と合せて飲んでもらえたら嬉しいです。

NYの大寒波にアルコールは欠かせない!?夜お店から出て帰るのが辛いですが、焼酎をくいっと飲んで暖まって、乗り切ります!

ライター 奥井美佳

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