知ってる?本格焼酎のコト

第2回:甲類・乙類の定義

産地や原料の違いから生まれる特有の味・香りが楽しめる本格焼酎

焼酎と一口にいっても日本全国で700社近くのメーカーが製造しており、実はものすごく多くの種類があります。ラベルをよく見ると、「本格焼酎」「泡盛」と書かれているものがあることに気がつかれるはずです。なんとなく高級な感じがしますが、これは伊達や酔狂で書かれているのではありません。決められたルールに定められた製法を守ったものにだけ許される表示なのです。

焼酎はまず甲類と乙類に分けられます。
甲類は連続式蒸留機で蒸留したもので、この方法だとほぼ完全にエチルアルコール以外の揮発成分を取り除くため、無味無臭なお酒に仕上がります。これに対して乙類焼酎は伝統的な単式蒸留という手法を用いているので、原料や発酵に由来する香味成分が多く取り込まれています。従って産地や原料の違いから生まれる、特有の味や香りの違いが楽しめます。

  本格焼酎 泡盛 甲類焼酎
原料 穀類・いも酒粕など 米(長粒米が
中心)
粗留アルコール
麹菌 白麹中心 黒麹 -
蒸留方法 単式 連続式
アルコール分 45度以下 36度未満

麦焼酎、米焼酎、いも焼酎、そば焼酎などいろんな風味を楽しめる乙類焼酎の中でも、伝統的に使用してきた原材料だけを使っているものが、本格麦焼酎などと名乗ることができるのです。一方、泡盛は沖縄で昔から造られてきた本格米焼酎の一種ですが、仕込み方法や麹の種類などが他の本格焼酎とは異なり、熟成方法にも独特な方法を採用しています。

(株)酒文化研究所代表取締役 狩野卓也(日刊ゲンダイ4/11掲載)

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