原料処理
PART1 世界に誇る、日本独自の蒸留酒
本格焼酎・泡盛はこうしてつくられる。
芳香な味わいを生みだす秘訣は、ただ一回だけの蒸留による。
本格焼酎・泡盛は、どちらも単式蒸留による蒸留方法で造られます。ただし、製造方法をくわしく見ると、本格焼酎と泡盛には違いがあります。
本格焼酎は、麹に水と酵母を加えた1次仕込みを行い、さらに主原料を加える、2次仕込み方法で造られますが、泡盛はすべてを1回で行う「全麹仕込み」によって造られます。
黒麹を使った「全麹仕込み」により、泡盛は米焼酎に比べて濃厚な風味を有しています。
もろみ
原酒
熟成
びん詰め
講座1 本格焼酎・泡盛の製造方法（動画）
本格焼酎・泡盛の製造方法を動画でわかりやすく紹介します。
３つに分けて紹介していますので、興味のあるパートからご覧いただけます。
常圧蒸留と減圧蒸留
単式蒸留には常圧蒸留と減圧蒸留があります。常圧蒸留は高い温度で蒸留される昔ながらの製法です。もろみの中に含まれる香味成分が多く凝縮されるため、原料の特性をよく活かした香りや味が魅力です。減圧蒸留は真空状態の低い温度で蒸留されるため、華やかな香りとソフトな味わいが特長です。