PART1 世界に誇る、日本独自の蒸留酒

本格焼酎・泡盛の原風景。

日本の風土と文化が世界に誇る、日本の蒸留酒、「本格焼酎」と「泡盛」を生んだ。

日本の伝統的な蒸留酒である本格焼酎・泡盛は、約500年の歴史があります。主な産地は、九州・沖縄地方ですが、全国各地で600以上のメーカーが本格焼酎・泡盛を製造しています。
本格焼酎・泡盛は、その地域の歴史や風土を抜きに語ることはできません。たとえば芋焼酎の本場といわれる鹿児島県は、火山灰によるシラス台地が広がっているため、乾燥に強いさつまいもが栽培されるようになり、それがやがて本格焼酎の原料にもなっていきました。
このように本格焼酎・泡盛は、その土地に密接に結びついたお酒なのです。

本格焼酎と泡盛を巡る旅(動画)

日本が誇る蒸留酒、本格焼酎・泡盛の世界を産地の特長ともに紹介します。
産地ごとにパートが分かれていますので興味のある部分からご覧いただけます。

豊かな水と緑

温暖で豊かな水に恵まれた日本は、実り豊かな国です。
南北に長く、四季の変化にも富んだ国土は、地域ごとに多様な表情を見せてくれます。

琉球の王朝文化

琉球王朝時代、泡盛は海外からの賓客をもてなす國酒として、その製造は王府の厳しい管理のもとに置かれました。

変化に富んだ国土

日本列島は世界でも有数の火山地域にあり、その国土の約70%は山地で占められています。

大陸との交流

四方を海に囲まれた日本では、大陸からさまざまなものが海を越えてやってきました。長い時間をかけて、蒸留酒も独自の進化を遂げました。