焼酎ニューヨークスタイル

ny-style53_thumb NYジャパン・ソサエティで焼酎イベント

焼酎の現材料や製造工程をスライドを交えて説明する京屋酒造代表取締役社長の渡辺眞一郎氏
焼酎の現材料や製造工程をスライドを交えて説明する京屋酒造代表取締役社長の渡辺眞一郎氏

日本酒造組合中央会は、ニューヨークのジャパン・ソサエティと共催で11月9日、焼酎の講演会と試飲会「焼酎の魅力/ Distilled, Not Brewed: Discovering Shochu」を行った。講演会では京屋酒造代表取締役社長の渡辺眞一郎氏が冒頭に「今日は、本格焼酎についてなるほどそういうことだったのかと思っていただければ幸いです」と挨拶し、焼酎の歴史から原材料、製造工程、食中酒としての楽しみ方などスライドを交えて分かりやすく解説した。

蒸留酒がタイから琉球をへて日本に伝わった歴史をたどり、鹿児島県大口市の郡山八幡神社で見つかった、室町時代の1559年に神殿を修復した大工が書き残したという棟木札に「神社の神主がけちん坊で一度も焼酎を飲ませてくれなかった」と記されていたことから、16世紀には日本ではすでに焼酎が飲まれれていたことが分かるという話には、観客も興味深げに耳を傾けていた。焼酎は食事と一緒に飲む食中酒でワインより少しアルコールが強いが魚や肉ともよく合う。また、焼酎の匂いを嗅いだり、飲んだりすると血液がサラサラになり血栓の予防効果にもいいと健康面でもアピール。「健康管理に厳しいニューヨーカーに本格焼酎はお勧め、ニューヨーカーの食事の友になるように祈っている」と結んだ。

本格焼酎で作った「白岳うめぽん」は来場者に人気
本格焼酎で作った「白岳うめぽん」は来場者に人気

来場者に焼酎の説明をする蔵元
来場者に焼酎の説明をする蔵元

講演会の後には、試飲会が行われ、日本から8蔵(篠崎、壱岐の蔵酒造、八鹿酒造、高橋酒造、オカタマ酒造/山元酒造、薩摩酒造、京屋酒造)が参加。各社2種類から3種類の焼酎を出品し、約20種類の焼酎を紹介した。

参加者のリアン・ロビンさんはフード&ドリンク・ライター。来年にはカクテルの本を出す予定で、このイベントを友人から聞いて参加したという「焼酎を飲んだのは今日が始めて。味わいがいいわ、とても好きな味わい。食事と一緒に試してみたい」と話した。また、同ソサエティのウェブサイトを見て参加したというネル・コロナードさんは「先月、日本に行って、始めて焼酎を飲んだ。もっと焼酎のことを知りたいと思って参加した」。
このイベントで焼酎を初めて飲んだというエイリン・シュナイアソンさんは「I love it!」を連発。「私は日本酒よりも焼酎の方が好き、毎日でも飲めるわ」と笑顔で話した。

講演会の後には、現代作曲家で、九州大学大学院・芸術工学研究院教授の藤枝守さんが、焼酎の発酵音を採取し、その音響を取り込んで作曲した現代雅楽「甕の音なひ」のミニコンサートも開かれ、観客を魅了した。

日本酒造組合中央会では、数年前に同ソサエティでミニ焼酎イベントを行ったことがあるが、オフィシャルには今回が第1回の焼酎イベントとなる。好評であれば、今後も継続して行いたいと話した。

資料を片手に熱心に蔵元の説明を聞く来場者
資料を片手に熱心に蔵元の説明を聞く来場者

試飲する来場者
試飲する来場者

試飲する来場者
試飲する来場者

講演後、試飲会場には来場者が殺到。
講演後、試飲会場には来場者が殺到。

ライター 石黒かおる

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